更年期障害はなぜ起こる？

更年期障害の原因

更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンである「エストロゲン（卵胞ホルモン）」の分泌が急激に減少することで起こります。 エストロゲンの分泌量が減少すると、今までエストロゲンによって調節されていた、からだのいろいろな機能がうまく働かなくなります。

ホルモンの変化とからだへの影響

更年期になると、卵巣の中にある正常な卵胞が急激に減少し、月経周期が不規則になります。 また卵巣そのものの機能も低下し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下します。 女性ホルモンの分泌が急激に減少することでホルモンバランスが崩れ、心身にさまざまな症状がみられるようになります。

年齢とともに変化！女性ホルモン

女性ホルモンには「エストロゲン〈卵胞（らんぽう）ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体（おうたい）ホルモン〉」の2種類があります。 エストロゲンは「妊娠の準備」、「女性らしいカラダづくり」、プロゲステロンは「妊娠の維持」といった役割をもっています。

黄体形成ホルモン

具体的には、黄体形成ホルモン値が異常高値である場合には、卵巣や精巣機能の低下や多のう胞性卵巣症候群などで卵巣に器質的な異常が生じることによる排卵障害などが挙げられます。

女性ホルモンは諸刃の剣

子宮筋腫や子宮内膜症は、過多月経や出血による貧血、ひどい月経痛、不妊症などを引き起こしますが、エストロゲンの過剰状態が続くと症状が悪化するといわれています。 これらの婦人病の症状はエストロゲンの分泌量が減少する閉経期まで続く可能性があります。

看護師国家試験 第100回 午前28問

成長ホルモンは身体全体の成長を促すとともに、血糖値上昇のはたらきをもつ。 バソプレシンは抗利尿ホルモンで、腎臓に作用して水の再吸収を促進するので、尿量の減少にはたらく。 コルチゾールは副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイドで、抗炎症作用や糖新生促進にはたらく。

腎臓病：腎臓の働き｜患者・ご家族のみなさま向け

腎臓はエリスロポエチンというホルモンを分泌しています。 エリスロポエチンは骨髄の造血幹細胞に働いて、赤血球の数を調整します。 腎臓の機能が低下してエリスロポエチンの分泌が少なくなると赤血球も減少するため、貧血症状があらわれます。

看護師国家試験 第106回 午後27問

アルドステロンは副腎皮質から分泌される電解質コルチコイドで、腎臓の集合管に作用してナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進する。

看護師国家試験 過去問題 2010年度（第99回）版

血糖値上昇によって分泌が促進されるホルモンは、血糖値を低下させる作用を有するインスリンである。

看護師国家試験 第99回 午後79問

プロゲステロンは、排卵後に形成された黄体から分泌される。 黄体化ホルモン（LH）は黄体形成ホルモンともいい、下垂体前葉から分泌される。