日本最古の辞書は?
Sat, Oct 29, 2022 04:23 AM
FrankWeb日本語 -国語辞典編集室- 辞典の歴史
日本で作られ、今も残っているいちばん古い辞典は、892年ころ(平安時代初期) 昌住(しょうじゅう)という僧が編集したとつたえられる「新撰字鏡(しんせんじきょう)」 という本です。 中国の字書にならって作られたもので、漢和辞典の形をとっています。
「事典」「辞典」「字典」「辞書」の違い
この説明からもわかるように、辞書と辞典には違いがありません。 実際に、両者は同じものとして説明されるのが一般的です。 「書」と「典」の表記が異なるだけですが、前述のように「典」には書物という意味があるため、両者は実質的に同じものと言えます。
辞典
日本における現存最古の辞典は、平安時代初期に空海によって編纂された『篆隷万象名義』であると言われる。 次に編まれたのは、昌住によって編纂された漢和辞典、『新撰字鏡』である。 これらは漢字を字形によって分類した字書であった。 この系統では院政期になると『類聚名義抄』が作られた。
【事典、辞典、字典、辞書】意味の違い・種類・例
ただし、『続日本後紀』の中にある「辞書」は現代の「辞表」を意味し、現代と同じ意味を持つ「辞書」がはじめて登場したのは江戸時代末期と言われています。 なお、幕末に外国語辞書が相次いで刊行される中「辞書」「辞林」「字彙」などの言葉が普及しました。
新撰字鏡とは
しんせんじきょう ‥ジキャウ【新撰字鏡】 昌泰年間(八九八‐九〇一)頃の成立。 完本と抄録本とがある。 漢字約二万一三〇〇を偏・旁などによって分類・排列し、字音・意義・和訓を記したもの。 現存する日本最古の漢和辞書として資料価値が高い。
不思議(ふしぎ)の類語・言い換え
不思議(ふしぎ)/妙(みょう)/奇妙(きみょう)/奇怪(きかい)/奇異(きい)/怪奇(かいき)/怪異(かいい) の類語・言い換え
漢字「新」の成り立ちは?神聖な儀式に由来していた!【言葉の森】
新は「辛」と「木」と「斤」を組み合わせた形です。 辛は、取っ手のついた大きな針のこと。 位牌などを作る大切な木を選ぶときに、この針を投げて選び、針の当たった木を斤で切ることを「新」といったそうです。 神さまの意思によって選ばれた特別な木を新しく切り出すことから「あたらしい、はじめ」の意味になりました。
辞書編集者連載】新小学1・2・3年生のパパママ必見! 小学国語辞典
小学校の学習指導要領では、はじめて辞書の授業が出てくるのは、新小学3年生から。 そのため、新小学3年生の時期に、辞書購入のお知らせが届くところが多いそうです。 しかし、子どもが最も言葉に興味を持つのは5~6歳頃と言われています。
辞典とは
日本語の辞典の種類は、総合的辞典のほかに、古語(古典語、雅語)、方言(俗語)、隠語、現代語、外来語、類語対語、故事俚諺(りげん)、語源、発音アクセント、文法、専門用語の諸辞典があり、さらに漢和辞典、2国語または数か国語対照辞典bilingual dictionaryがある。
「日本語」ではなく「国語」の理由
しかし、授業ではなぜか「日本語」ではなく「国語」という科目である。 なぜ学校の授業科目は「日本語」ではなく「国語」という名称なのか。 それは国として日本を一つにするという意味が込められていたためである。 江戸時代、日本はそれぞれの大名が支配する300近くの地域に分かれており、それぞれ藩と呼ばれた。
「一般」という言葉
語源はラテン語のgenus。 genusには「種族」等の意味がありますが、この語はギリシア語のゲノス(race, descent)に由来し、さらには「生まれる、生ずる」を意味するギグノマイと関連します。