高齢者 眠剤 なぜ？

睡眠薬は高齢者にとって副作用が大きい⁉寝不足・寝すぎのどちら

睡眠薬には中枢神経の興奮を抑制する作用がありますが、高齢者の場合、「ベンゾジアゼピン（ベンゾ）系」の薬を用いると、転倒や認知機能障害が生じやすくなるとの研究結果が数多くあります。 加齢が進むと薬を分解・排出する力が衰えるため、若い世代よりも副作用による影響が強く出やすいのです。

薬物療法ガイドライン

高齢者で薬物有害事象が見られる機能上の要因としては、加齢による変化によって、薬物の血中濃度が高くなることや、薬の種類や飲み合わせによって薬物に対しての反応が出やすくなることがあげられます。

高齢者における急性薬物中毒の現状(Present status of acute

はじめに 高齢者は，基礎疾患の多様性により多種類の併用薬剤や複数の医療機関受診による整理困難な内服処方を受けている場合が多い。 その結果，定期処方であっても，自己管理が困難であることや，薬物代謝の加齢変化などが誘因となり，薬物有害事象が発生する。

高齢者は何歳からか？～求められる65歳からの“意識改革・生き方改革”

以下のように、 65～74歳を「准高齢者」、75～89歳を「高齢者」、90歳以上を「超高齢者」 として区分することを社会に提言したのである。

高齢者医薬品適正使用検討会

年齢別平均投薬数 ○ 高齢になるほど、投薬される薬剤数が増加する。 ○ ２疾病以上の慢性疾患を有する高齢者では、平均約６剤の処方が行われている。 ○ 認知症の高齢者においても、約６剤以上の多剤の処方が行われている。

どうする？高齢者の「ポリファーマシー」…薬の「止めどき

高齢化が急速に進む中、高齢者の医療をめぐる問題としてこうした「ポリファーマシー（多剤併用）」が大きな関心を集めています。 厚生労働省の調査によると、2疾患以上の慢性疾患を持つ高齢者の内服薬数は平均5.8剤、認知症に慢性疾患を合併する患者の内服薬数は平均5.7剤。

ポリファーマシー(多剤併用)とは

薬の数が多くなると、飲み忘れを起こしやすくなり、効果が出てないと感じた医師が薬を 追加してさらに薬剤が増えてしまい、薬物の副作用を新たな病気とし、新たな薬で対処し続 ける、いわゆる「処方カスケード」が起こる可能性があります。

お薬を正しく飲んでいただくために知っておいていただきたいこと

また、飲み忘れたときもどうしたらいいか気になりますよね。 飲み忘れに気が付いたらすぐに服用して下さい。 ただし、次の服用時間が近い場合は服用しないでください。 飲んだかどうかよく覚えていないときは飛ばして次 の服用時間に服用して下さい。

大人と子どもで薬の量が違（ちが）うのはなぜ

薬の働きは一般（いっぱん）的には体重が軽いほど強くて、効（き）き目が大きいんだ。 だから大人が子どもと同じ量を飲んでも効き目がない。 反対に、子どもが大人と同じ量を飲んだら、薬の働きが強く出すぎてしまう。 また、体重だけでなく肝臓（かんぞう）など内臓の働きも大人と子どもは違い、薬の効き方に関係してくる。

質問「国民健康保険制度」と「後期高齢者医療制度」の違いは何ですか。

回答 「国民健康保険制度」は、会社の保険に加入している方（その方に扶養されている方を含む）や生活保護を受けている方を除き、年齢が74歳以下のすべての方が加入する医療制度です。 それに対し「後期高齢者医療制度」は、年齢が75歳以上（一定の障害がある方は65歳以上）のすべての方が加入する医療制度です。